◆学生、市議、一般市民など多彩な顔ぶれが参加◆
〈オタル街かど大学〉の番外編となるトークイベント「商大生と考えるこれからの小樽」が11月14日、(旧)岡川薬局〈カフェホワイト〉において開催されました。
これは私たち〈小樽ソーシャルネットワーク〉の活動に、授業の一環として参加してくれている小樽商大〈マジプロ〉の「地域コミュニティ」チームが企画したもの。市民と学生が語り合うことによって、商大生がどのように地域と関わっていけるのか、そこからどんな価値が生み出せるか……などを考えようというものです。
◆「市民と旅行者の中間的立場を生かして」◆
当日の会場には学生のグループほか、街づくりに関わる団体の代表、市職員、市議、また前日の北海道新聞に掲載された告知記事を見た一般市民の方の参加もあり、活発な意見交換が行われました。
学生からはアルバイトなどを通しての市民との関わりや、地元企業と連携して新商品開発を行っている事例も発表されました。その一方で、学生は進級や卒業によって、それまでの活動をうまく引き継げないという指摘も。
さまざまな意見が交換されたあと、マジプロを指導する准教授・大津晶先生からは「商大生は市民でも旅行者でもない、両者の中間的存在。その立ち位置をうまく生かすことから、可能性が生まれるのではないか」との提言があり、2時間近くに及んだトークイベントが締めくくられました。
今回のイベントは、マジプロと小樽ソーシャルネットワークとの共同開催という位置付けでしたが、企画から当日の運営まで、ほとんどは学生たちの手によって行われました。学生、市民、双方にとって有意義な内容だったと思います。